一般社団法人 栃木県山岳・スポーツクライミング連盟について
一般社団法人 栃木県山岳・スポーツクライミング連盟は、1948年(昭和23年)に創立され、栃木県内の山岳会(2017年5月現在、32団体)及び栃木県高等学校体育連盟登山専門部により構成された、本県を代表する山岳団体で、中央競技団体である公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会を構成する下部組織として活動しています。
日常的な活動として、「安全登山の啓発」、「山の環境保全」、「山岳文化の発展」のため、正しい登山の普及に努めると共に、競技団体として公益財団法人栃木県体育協会に加盟し、国民体育大会及び各種大会への選手育成・派遣、並びに競技会の開催を行っています。
目的および事業
目的
連盟は、山岳に関する知識の普及及び健全な登山の指導奨励を行い、会員相互の連携を図るとともに、登山を通じて県民の心身の向上と自然愛護の精神の涵養を図ることを目的とする。
事業
- 登山に関する啓蒙宣伝及び指導研究
- 公共機関との連携及び資料の収集
- 遭難の予防及び対策
- 会報その他図書の刊行
- その他目的達成するために必要な事業
沿革
昭和23年(1948) | ・「栃木県山岳連盟」結成、初代会長 千家 哲麿就任(県観光課長) ・第1回登山講習会を鹿沼岩山で開催 |
昭和24年(1949) | 第4回国民体育大会(富士山)初参加(以後、毎年参加) |
昭和29年(1954) | 第2代会長 堤 武雄就任(副知事) |
昭和30年(1955) | 第3代会長 興津 力就任(商工労働部長) |
昭和31年(1956) | 第1回関東地区山岳連盟登山体育大会を日光で開催 |
昭和33年(1958) | 第4代会長 原 蕃就任 |
昭和36年(1961) | 栃木県山岳連盟指導員憲章を制定し指導員制度の発足 |
昭和38年(1963) | 第5代会長 渡辺 宏之就任 |
昭和39年(1964) | 第10回関東地区山岳連盟登山体育大会を那須で開催 |
昭和43年(1968) | 山岳連盟創立20周年を記念し山岳連盟・下野新聞社共催により初めての海外登山である南米アンデス親善登山隊をボリビア・アンデスに派遣、イリマニ、サハマ、ハチャクノコリョ他に登頂 |
昭和46年(1971) | 栃木県山岳連盟遭難対策規程を制定、遭難対策委員会を設置し救助隊を組織、山岳遭難防止活動、救助活動を開始 |
昭和49年(1974) | 清掃登山を日光・那須で開始 |
昭和54年(1979) | 第20回全日本登山体育大会を日光で開催 |
昭和55年(1980) | 国民体育大会の正式種目として初めての山岳競技会である第35回国民体育大会山岳競技「栃の葉国体」を主管、日光を会場として開催 |
昭和57年(1982) | 第6代会長 坂口 三郎就任 |
昭和59年(1984) | 栃木県山岳連盟創立35周年記念事業として加盟団体の総力を結集し「栃木の沢」研究調査を開始、昭和62年に栃木の三大河川の那珂川、鬼怒川、渡良瀬川の源流調査報告書「栃木の沢」を発刊 |
平成2年(1990) | 中高年安全登山委員会を設置し中高年者の登山ブームの中で安全登山の推進に努める |
平成7年(1995) | 中国・ボゴタ峰に登頂(南米アンデス親善登山隊以来の山岳連盟海外登山隊) |
平成10年(1998) | 山岳連盟創立50周年記念事業としての海外登山、中国・ムスターグ・アタ峰(主峰北峰)登頂 |
平成11年(1999) | 5月中国登山協会訪日代表団歓迎会 |
平成12年(2000) | ・第7代会長 小材 守志就任 ・大佐飛山塊の霊峰黒滝山(1754m)への登山道復活を計画し塩那森林管理署より登山道整備の許可を得、加盟団体の協力により実施 ・7月栃木県高体連登山部創立40周年記念事業として「栃木県高体連登山部中国コングール学術登山隊2000年」、コングールチュビエ峰(7530m)遠征、及び「中国・パキスタン高校生国際交流学術隊2000年」を派遣、国際交流を深める |
平成13年(2001) | ・「県南地区山岳協議会 ガッシャーブルムⅡ峰登山隊2001」、5月~8月ガッシャー ブルムⅡ峰(8035m)登頂 ・坂口 三郎会長勲四等瑞宝章受賞 ・県教委への働きかけにより県体育館(宇都宮、小山、大田原)にクライミングボードが設置される |
平成14年(2002) | ・国際山岳年に合わせ「コンパクトな山行」目的に「栃木県山岳連盟ロブジェ・イースト登山隊2002」を編成,ロブジェ・イースト(6119m)遠征、前衛峰登頂 ・平成14年度全国山岳遭難対策協議会が栃木県で開催され、主催者の一員として協力 |
平成15年(2003) | ・下野新聞創刊120周年記念事業として「栃木100名山」を公募により選定 ・パーソナル委員会立発足、8月よりパーソナル会員募集(初年度会員24名) |
平成16年(2004) | ・「栃木百名山」を下野新聞に毎週日曜日50週連載する(1月~12月) ・「栃木県南地区山岳協議会チョー・オユー登山隊2004」、チョー・オユー峰(8201m)西北西からの登頂を目指し遠征(4~5月) ・第46回自然公園大会(会場:塩原箱の森プレイパーク)で梶本顧問が環境大臣表彰受賞 |
平成17年(2005) | 「栃木百名山ガイドブック」下野新聞社より出版、出版記念の集いを開催(6月) |
平成18年(2006) | 第8代会長 小島 守夫就任 |
平成19年(2007) | 「県南地区山岳協議会マッシャーブルム登山隊2007」及び「トレッキング隊」マッシャーブルム(7821m)遠征 |
平成20年(2008) | ・山岳連盟創立60周年を迎え12月7日記念式典挙行 ・記念登山として「アンナプルナ内院トレッキング隊2008」を編成(隊長 喜内敏夫以下、隊員6名)し、2008年12月25日~2009年1月10日にかけて、アンナプルナⅠ峰ベースキャンプまでのトレッキング実施 |
平成21年(2009) | 第64回国体(新潟)成年男子リード競技1位、ボルダリング競技2位、天皇杯7位 |
平成22年(2010) | ・第65回国体(千葉)成年男子リード競技3位、ボルダリング競技1位、天皇杯8位 ・第3回WCM(ウィンタークライマーズミーティング)協力(2月11日~13日足尾、松木沢) |
平成23年(2011) | ・3月11発生の東日本大震災にかかる募金を実施し、下野新聞社に寄託 ・県南地区協議会隊、インドヒマラヤマリ峰「初登頂」(沖隊長他4名) ・スポレクエコロジー賞受賞(11月8日) ・栃木百名山改訂版発行( 24年1月) |
平成24年(2012) | ・第9代会長 喜内 敏夫就任 ・「山の日」制定に向け、栃木県勤労者山岳連盟及び、日本山岳会栃木支部に呼びかけ、「山の日」制定連絡協議会を立上げ(12月11日) |
平成25年(2013) | ・「『山の日』を作ろう!栃木集会」6月2日開催、作曲家 船村徹氏、福田県知事、西川顧問等来賓出席、記念シンポジウム実施) ・65周年記念登山として、「栃木県山岳連盟65周年登山隊(チュルー最東峰6036m)、トレッキング隊」を編成(喜内隊長他6名、粂川、毛塚、中野隊員登頂、トレッキング隊 安田隊長他2名) |