(一)栃木県山岳・スポーツクライミング連盟
「栃木百名山ガイドブック」編集委員長 芳賀 真治
皆様には常日頃から栃木山岳・スポーツクライミング連盟の活動に対してご協力頂き、誠にありがとうございます。
ご存知の様に今回、下野新聞社刊「栃木百名山ガイドブック」の改定に当たり、当連盟も初版刊行時と同様に各座の調査や編集作業で下野新聞社様と協力することとなりました。既に担当座の割り当てとその調査のお願いもいっていることと思います。
それらと併行して、改訂版ガイドブックの内容を更に充実したものにすべく、今回アンケート調査を実施し、現行ガイドブックに対する評価と新規ガイドブックへの期待を明確にし、皆様のご意見を反映していきたいと思っております。
また選定から約20年が経ち、ほぼイメージが確定したと思われます栃木百名山そのものについてもアンケートにより栃木百名山に対する皆さんの意識調査を行い、ガイドブックへの反映や今後の当連盟の活動の参考にさせて頂きたいと思っております。
そのため、アンケート項目の前に「栃木百名山」選定の経緯を簡単に提示いたしますので、内容を確認の上アンケートへの回答をお願いいたします。
お忙しい中ですが、ご協力宜しくお願い致します。
「栃木百名山ガイドブック」に関するアンケート回答方法
- 以下のURLもしくはQRコードから、Google Formsにアクセスしてください。
https://forms.gle/HrcFsTkQTAKH4KY27 - 回答フォーマットが表示されます。
- 最後まで回答したら送信ボタンをクリックして下さい。
栃木百名山選定の経緯
下野新聞社創刊120周年記念事業の一環と2003年にスタート
主催:下野新聞社
特別協賛:栃木県民共済生活協同組合
協力:栃木県山岳連盟 後援:栃木県、栃木県教育委員会、栃木県市長会、栃木県町村会、栃木県観光協会、NHK宇都宮放送局、とちぎテレビ、エフエムとちぎ、栃木放送
・県民及び下野新聞読者を対象に下記要件に合った山を募集
(一人当たりの推薦座数は無制限)
募集要件
①気軽にハイキングなどを楽しめる山
②思い出の山、心に残る山
③多くの人に親しまれている山
④伝説や信仰の対象の山
⑤生産の場としてかかわってきた山
⑥県内各地からその姿を眺望できる山
⑦登山などで親しまれている自然豊かな山
⑧ふるさとの里山など
応募結果
1位男体山(170票)から220位白桧山(1票)まで総数3837票の応募あり
・選考:応募結果を基に下記選考基準・選考外基準を設定し100座を推薦選定
選考基準
⑨栃木県内(県境稜線含)にある山
⑩独立峰等の風格のある山、2万5千分の1地形図に記載のこと
⑪頂上に達するルートの山は除外、但し⑩の山で単独登攀可能な山は可
⑫稜線上に幾つか山があるときは最高峰の山、
但し⑩の山で単独登攀可能な山は可
⑬勝道上人に代表される山岳信仰に纏わる長い伝統のある山
⑭山の成り立ち、動植物の分布等が学術的、文学的に評価が高い山
⑮地域を代表する山
⑯山塊を特定の名称で指定でき、且つ多くの人たちが登山を楽しめる山
選考外基準
⑰比較的低い山、岡、頂上まで車道が通じている山
⑱登山道のない山、途中でなくなってしまう山
⑲自然保護の観点から登ってもらいたくない山
選考手順
㉑応募上位100座を選考推薦の対象とし、山域別に分類する
㉒山域別一次選定数をその山域の暫定確定座数とする
㉓山域ごとに暫定確定座数内で各座の評価を行い、不適格となった座の代わりは応募票数に関わりなく選考委員で先行追加する
㉔全体まとめとして選考各座の評価と山域間の座数の調整均衡を確認し最終選考結果とする
*以上の過程より、人気ベスト100座から74座、104位から195位の中から23座、番外(投票0件)から3座、計100座が「栃木百名山」として選定された。