一般社団法人 栃木県山岳・スポーツクライミング連盟
代表理事(会長) 石澤 好文
喜内前会長の後任として、伝統ある本連盟第10代会長の石澤好文でございます。歴代会長に比べ甚だ微力ではございますが、役員をはじめ会員の皆様のご支援ご協力を頂き、本連盟発展のために尽力しているところでございます。
さて、本連盟は2018年4月14日の総会で、名称を栃木県山岳連盟から栃木県山岳・スポーツクライミング連盟とし、組織をⅠ.総務部、Ⅱ.登山部、Ⅲ.スポーツクライミング部の三部体制に変更する規約改訂が承認されました。
さらに、2021年6月14日付けで一般社団法人 栃木県山岳・スポーツクライミング連盟と名称を変更しました。ガバナンスの確保がより求められる中、我々の活動もコンプライアンス意識をより徹底するなどし、遵守状況をより広く公表する必要性を鑑み法人化することに致しました。
コロナ禍により、2021年に延期された東京オリンピックでは、正式種目に採用されたスポーツクライミング競技に楢崎智亜日本代表として参加し第4位入賞を果たし栃木県民はもとより全国の方々にスポーツクライミングの魅力を発信すると共にスポーツクライミングの普及ばかりでなく若手クライマーに夢と希望を与えてくれました。
名称が栃木県山岳・スポーツクライミング連盟になったからといって、従来の登山活動を軽視するものではありません。2017年3月加盟団体である栃木県高体連登山専門部の春山安全登山講習会において、雪崩により8名が亡くなるという大事故が発生してしまいました。また2018年5月本連盟創設70周年にあたり、記念事業として、海外遠征(ロブジェイースト登山・トレッキング)において高山病により1名の隊員が亡くなるという事故が起こしてしまいました。これらの事故を教訓に、講習会や研修会を充実させ、安全登山を最優先に考え、より一層登山活動の充実発展を推進して行く所存でございます。
2022年には壬生町で国体のリハーサル大会、第77回国体スポーツクライミング競技が開催されます。これらの大会の成功に向け開催準備に万全を期すとともに選手強化にも取り組んで参りたいと思っております。加盟団体の方々はもとより関係各位のさらなるご協力ご支援をお願いいたします。
このように諸事業が目白押しの中、本連盟の会員が一致協力し諸事業を推進してまいる所存でございますので、本連盟に対し皆様のさらなる絶大なご支援ご協力をお願いし挨拶とさせていただきます。